EXHIBITION | TOKYO
山本渉(Wataru Yamamoto)
「光解体」
<会期> 2022年1月22日(土)- 2月26日(土)
<会場> Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
<営業時間> 12:00-18:00 日月祝休
山本渉(1986年生)の個展「光解体」を開催いたします。
山本は、植物に高周波・高電圧をかけ、
本展で山本が展開するのは、従来のような自然の光ではなく、
アーティストステートメント
「光解体」という文字が目に飛び込んできた。解体業社のようだが光学的な解体技術を持っているわけではなかった。
その字面に妙に惹かれ、光を解体することについて考えはじめたのがこの制作のきっかけとなった。
光解体の実現は私にとっての希望である。それが光そのものを経験する手段のように思えたからだ。
写真というよりも映像(image)へ、映像よりも光へ。数年前からより根源的なものを欲する自分の感覚に気づいていたが、
その光を捉えようとすればするほど映像になり、写真になっていくジレンマを抱えていた。
そんな折に光を捉えるための媒介として「発見」したものが光ファイバーである。
本展は光ファイバーを用いたインスタレーションとその一部を撮影した写真作品によって構成される。
光ファイバーは透明な光の道であり、世界中に張り巡らされた高速通信網である。
ネット環境は光に溢れている。その光を見るために、ネットを通じてスマートフォンの画面に表示された動画コンテンツを解体する。
さらにそのインスタレーションを写真で記録することによって、動画の内容を静止画として抽象化する。
結果として表れるのは写真か映像か光か。それともその間か。
この2年間、自然光よりもモニターの光を見ることが多かった。
光と映像の境界が生活レベルで曖昧になった経験をこの展示の場に再現し、
私たちを包む光の形を見てみたい。
山本 渉
Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku (ユミコチバアソシエイツビューイングルーム新宿)
http://ycassociates.co.jp/
東京都新宿区西新宿4-32-6 パークグレース新宿 #206
tel:03-6276-6731