EXHIBITION | TOKYO
スティッキーモンガー(Stickymonger)
「D.D.D」
<会期> 2023年7月18日(火)- 9月3日(日)
<会場> NANZUKA 2G
<営業時間> 11:00-21:00 ※不定休となります。年末年始は営業時間が異なります。
<会期> 2023年7月5日(水)- 9月2日(土)
<会場> 3110NZ by LDH kitchen
<営業時間> 水・木:11:00-16:00 / 金・土:11:00-17:00 日月火祝休
この度NANZUKAは、NANZUKA 2G(渋谷区宇田川町 15-1 渋谷 PARCO 2 階)、および3110NZ by LDH kitchen(目黒区青葉台1-18-7-1F)において、Stickymonger(スティッキーモンガー)の新作個展「D.D.D」を開催致します。
スティッキーモンガーは韓国に生まれ、ニューヨークをベースに活動しているアーティストです。韓国とニューヨークでグラフィックデザインを学び、アーティストとして様々な媒体を通して精力的に活動を続けております。これまで、Allouche Gallery (NY), WOAW Gallery(HK)といったギャラリーにおける展覧会の他、NY のパブリックアート 「The World Trade Center “Mural Project”」における巨大壁画に加え、現在は日本のガールズグループ iScreamのアルバムジャケットも手掛けています。
スティッキーモンガーは、シュルレアリスムの巨匠ジョルジョ・デ・キリコやバルテュス、松本零士の「銀河鉄道999」、竹宮惠子の「地球へ…」などの 1970 年代後半から 80 年代の日本のアニメに影響を受けたと言います。 しかし何よりも、彼女の主要なインスピレーションは周りの人々を観察し、また彼女自身の人生経験を振り返ることから生まれます。親しみやすさと近寄り難さをアンビバレントに備えるその独特の作風は、現実世界を奇妙だと捉えるスティッキーモンガーの特有の感性から生まれるのです。
今回の個展タイトル「D.D.D」は、ベルの騒がしい音を表す「Ding Ding Dong」に由来します。スティッキーモンガーは、今ではほとんど耳にすることがなくなった電話の呼び鈴が、かつては興奮と期待を伴う好意的な意味だったことに反して、現在ではストレスの原因へと変化している事に気づき、「クルーレス」、「2001年宇宙の旅」、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」、「ナイト・オン・ザ・プラネット」といった彼女のお気に入りの映画のワンシーンをトリミングして作品に仕立てました。こうした作品たちは、人と繋がれることが多くの人にとってまだ喜びだった時代のノルタルジーを連想させます。
NANZUKAにおいて初となる本展では、2会場合わせて全8点、全ての作品に共通して、電話、メールをする少女たちが描かれています。彼女の描くパラレルワールドを生きる少女たちの姿は、私たちを暗闇と光、不安と決意というコントラストの思考に導きます。
本展を皆様にご高覧いただけると幸いです。
NANZUKA 2G(ナンズカ2ジー)
https://nanzuka.com/ja
東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 2階
tel:03-5422-3877
3110NZ by LDH kitchen (ナンズカ 3110エヌゼットバイエルディーエイチキッチン)
https://nanzuka.com/ja
東京都目黒区青葉台1-18-7
tel:03-5422-3877