この度、KOKI ARTSではマーサ・タトルの日本初個展「Moonrays」を開催致します。本展では、新作を9点展示致します。

タトルの繊維ベースの作品は、使用されている有機的な素材の存在、関係性、そして素材性を考察することにより、我々の物理的な人間以外の世界との繋がりについて理解を深めています。羊毛、絹、リネン、顔料、透けて見える木の支持体、繊細な色、空間感覚は、全て抽象画面の中で複雑に作用し合い、光、力、バランスの対話が生まれます。

マーサ・タトル（1989生まれ）は、2011年にバード大学を卒業後、2015年にイエール大学を修了。現在、ニューヨークのブルックリンで制作し、アメリカを中心に世界各国で数多くの展示をしております。近年の主な展示は、Lora Reynolds Gallery (オースティン、2021年)、ストーム・キング・アートセンター (ニューヨーク州、2020年)、Luce Gallery (トリノ、2020年、2018年)、Rhona Hoffman Gallery (シカゴ、2019年)、Geukins & De Vil (アントワープ、2018年)、Tilton Gallery (ニューヨーク 、2018年)での個展があります。タトルの作品はニューヨーク近代美術館に収蔵されています。またニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、アートフォーラム、アート・イン・アメリカ、Blouin Artinfo、W Magazine、The Brooklyn Rail、Hyperallergicなど数多くのメディアで取り上げられています。