EXHIBITION | TOKYO
ジェス・ジョンソン(Jess Johnson)
「NEON MEAT DREAM」
<会期> 2019年11月23日(土)- 12月22日(日)
<会場> NANZUKA
<営業時間> 11:00-19:00 日月祝休
この度、NANZUKAはNY在住のニュージーランド人アーティスト、ジェス・ジョンソンの日本初個展 NEON MEAT DREAM を開催致します。
ジョンソンは近年、Heide Museum of Contemporary Art(2019、オーストラリア)、Tauranga Art Museum(2019、ニュージーランド)、Christchurch Art Gallery(2018、ニュージーランド)、National Gallery of Australia(2018、オーストラリア)と精力的に数多くの展覧会を行っており、特にサイモン ウォードとのコラボレーションによって生まれた・VR(ヴァーチャル・リアリティー)作品は、テクノロジーとイマジネーションが融合した新しいアートの形として大きな注目を集めています。
本展では、ジョンソンのドローイング作品の他に、ジョンソンの母シンシア・ジョンソン(Cynthia Johnson)との共作によるキルト作品、そしてウォードのコラボレーションによる映像作品とVRを用いた大掛かりなインスタレーションを発表いたします。
入念に描き込まれたジョンソンのドローイングは、架空世界のジェンダーレス(無性)なヒューマノイド、コウモリのような顔をしたエイリアン、未知の時代の建造物の中をうねるミミズのような管などが登場し、ジョンソンに与えたい文化の模様やシンボル、ホラー映画やSF、旧時代のテレビゲームなどの要素が入り混じった高密度な幻想の中に鑑賞者を誘います。映像作品「Genetekker Archaic」は、2画面のアニメーション作品で、キャラクターを操作してダンジョンを進む旧時代式のテレビゲームの方法論が基となっており、そこに登場するヒューマノイドたちは皆同じように、自分たちがとらわれているヴァーチャルな迷宮から抜けだす出口を探しているかのように徘徊を続けます。VR作品「Terminus」は、ジョンソンの描く世界をウォードが3D映像に起こし、そこにアンドリュー・クラーク(Andrew Clarke)が作り出したサウンドがMIXされた多彩な演出によって構成されたもので、鑑賞者がその夢とも現実ともつかない仮想文明世界の中を漂流する体験型の作品です。VRというプラットフォームの普及が進む現在に於いて、本作品は、現実と創造された仮想現実の実在感が同等なものに近づいてきたことを示唆するだけではなく、我々の想像と意識が実感にもたらす力、あるいは知覚や存在といった概念についてもう一度考えさせる作品としても、解釈することができるでしょう。
本展のオープニングレセプションは、ジェス・ジョンソンとサイモン・ウォードを囲んで、11月22日(金)18:00 – 20:00に開催致します。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
NANZUKA(ナンズカ)
https://nanzuka.com/ja
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