EXHIBITION | TOKYO
ジェームス・ジャービス(James Jarvis)
「Throw-ups」
<会期> 2019年7月20日(土)- 8月24日(土)
<会場> NANZUKA
<営業時間> 11:00-19:00 日月祝休
この度、NANZUKAは、ロンドン在住のイギリス人アーティスト、ジェームス・ジャービスの個展「Throw-ups」を開催いたします。本展は、ジャービスにとって、2015年にHHHギャラリーにて開催した個展に続く、日本では4年ぶりの新作展となります。
ジェームス・ジャービスは、1970年生まれ、イギリス・ロンドンを拠点に活動しているアーティストです。イラストレーターとして、キャラクターデザイナーとして、日本国内でも広くその作風は知られています。2003年から2013年まで、SILASの共同創設者であるラッセル・ウォーターマンとともに「Amos」を運営し、近年もNIKE、ユニクロ、IKEAなど数多くのグローバルブランドとのコラボレーションを行っています。ジャービスがこれまで開拓してきた、漫画的スタイルのイラストレーションとオリジナルのキャラクターフィギュアを組み合わせるという表現方法の革新性は、変化と拡大を続ける現代美術の今日の有り様を鑑みて、特筆に値します。
本展では、ジャービスが日課として描き続けているドローイング作品に加え、新作のスプレーペインティング、レーザーカットをした木製のレリーフ作品、カラーアクリル板を用いた平面作品、そしてブロンズ製の彫刻作品を発表いたします。「Drawing, for me, is a bit like breathing. It’s something I feel compelled to do. / ドローイングは私にとって呼吸をする事と同じで、やらなくてはいけないもののようです」と語るジャービスの関心は多岐にわたります。哲学的な思考、多種多様な言語、歴史、社会的な問題から、ポピュラーカルチャー、アート、建築、スケートボーディングまで、そうした関心を背景して描かれたキャラクターたちは、極端に簡素化されているにも関わらず、実に雄弁に、コミカルに、そしてアイロニカルに、わたしたちの姿を映し出します。
ジャービスは、語ります。「I see drawing more as a means of understanding the world than as an aesthetic construction for transcribing or recording an image. I am interested in the way that the process of making a drawing about something is a way of decoding and understanding that thing. / 私にとってドローイングとは、イメージを描き起こしたり記録したりするといった美学的な構造に基づいたものではなく、世界を理解するための手段です。私は、何かを描くプロセスが、そのことを解読し理解する方法となることに関心があります」と。
本展のオープニングに寄せて、James Jarvis 本人も来日し、7月20日(土)18:00 – 20:00 オープニングレセプションを開催致します。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
NANZUKA(ナンズカ)
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