EXHIBITION | TOKYO
「Group show “for TZ”」
<会期> 2022年11月1日(火)- 11月6日(日)
<会場> NANZUKA UNDERGROUND
<営業時間> 11:00-19:00 日月休
【Art week Tokyo】 11月3日(木)- 11月6日(日) 10:00-18:00
*Art Week Tokyo 期間中のみ営業時間が変わります
*3日(祝・木)は営業いたします
この度NANZUKAは、国内外のアーティスト12名によるグループ展、「Group show “for TZ”」をNANZUKA UNDERGROUNDにて開催いたします。
2022年6月4日、NANZUKAの所属アーティスト、中村哲也のスタジオが火災によって全焼しました。 幸い中村に怪我はなかったものの、2011年から10年以上使い続けたスタジオで、中村がこれまで制作してきた100点以上の作品、思い入れのある機材や道具たちが有毒ガスや炭素、鉄屑へと変わりました。
東京藝術大学院で漆芸を学んだ中村は、以後視覚的な情報が生物に与え得る情報をテーマに様々な造形作品を制作してきました。自身にとって初めてとなる個展は1993年の「中村哲也の昆虫分類美学」(ギャラリィK、東京)、1998年からは「スピード」と「改造」という現代社会を象徴するテーマに、ジェット機を模した彫刻作品「レプリカシリーズ」を展開、近年ではカスタムペイントカルチャーにおけるウェザリングの美学を踏襲したロボット作品や、生物学への関心を連想させる人工生命体のような造形作品を制作しています。
また、中村は自身もアーティストとして活動する傍ら、他作家の立体作品の制作にも携わっています。 本展に参加するアーティスト11名はいずれも中村と親交のある作家たちです。 幼少期の第二次世界大戦の記憶をPOPとPsychedelicな世界観で表現し続ける田名網敬一、聖と性のテーマにSFを融合させたSEXY ROBOTで著名な空山基をはじめ、独学で習得した木工技巧を武器にスケートボードで彫像作品を作るハロシ、グラフィックデザイン出身の佃弘樹、グラフィティ出身のモリマサト、木彫作家の大平龍一、鏡を用いた箱式絵画を制作する谷口真人、自らもブレイク・ダンサーとして活動する一方で様々な造形的実験を続けている小畑多丘、また海外からは、日本の漫画の影響を受けながら欧州のシュールレアリズム的方法論で巨大な目のポートレートを描くJavier Calleja、3Dプログラムを駆使して制作を行うJonathan Chapline、ロンドンを拠点にイラストレーターとして、アーティストとして活動しているJames Jarvisらが、今展のために制作した最新の作品をそれぞれ発表いたします。
「アーティストを長くやっているといろんな方々にお世話になります。そして世話になった人たちに恩返しをしたいという気持ちが常々あります。今回のこの企画に参加いただくアーティスト、ギャラリー、関係者の皆様の為にも、健康第一で、これからも元気に活動して少しずつ恩返しして行きたいと思います。心より感謝申し上げます。」(中村哲也)
11月5日(土)17:00 – 19:00に、中村と他、参加予定作家を囲ったシャンパンパーティをNANZUKA UNDERGROUNDにて開催します。同日 18:00からは、スタジオの火災により燃えて形が変わってしまった作品3点をオークション形式で販売いたします。また、各アーティストの好意により、本展覧会の売上は中村哲也スタジオ復興のための資金として寄付される事となっております。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
NANZUKA UNDERGROUND(ナンズカアンダーグラウンド)
https://nanzuka.com/ja
東京都渋谷区神宮前3丁目 30-10
tel:03-5422-3877