■日程:2010年10月29日(金)、30日(土)
■時間:10月29日(金)19:00 - 21:00/10月30日(土)13:00 - 14:30、15:00 - 16:30
■場所:代官山AITルーム http://www.a-i-t.net/ja/location.php
■定員:20名
■費用:12,600円(税込)
■受講資格:特に無し
■URL: http://a-i-t.net/ja/mad/special-lectures.php
ますます世界から注目され、日一日と新たな歴史が刻まれているアジアの美術の過去・現在・未来を考えませんか?
今でこそ世界のアートシーンにおいても頻繁に語られるようになってきたアジアの美術ですが、その歴史は、西洋の美術を受け入れるところから始まったといってもいいでしょう。
この集中講座では、まず20世紀の後半をとおして、アジアの伝統美術は西洋美術との出会いや近代的な美術の制度設計、あるいは貿易によってどのように変化したのかということに注目します。その過程は、「アジア」とひとくくりにして特徴づけることが不可能なほどに、国や地域、またその担い手も職人からエリート知識人までさまざまでした。また、その中でも南アジアのスリランカやネパール、隣国の韓国における作品や出来事を取り上げ、考察します。さらに、それらをとおして、アジア美術のまだ見ぬ可能性を見出し、国際展や市場原理の広がりによって変容していった現代の美術を見る新たな視点を探ります。
日本の美術や美術史を客観的に捉える機会にもなりますので、日本を含めたアジアの美術に関心を寄せている方はぜひご参加ください。