「養老天命反転地」(岐阜県養老町)の制作などで知られる美術家の荒川修作さんが19日、ニューヨーク市内の病院で死去した。73歳だった。
荒川氏は、1960年に篠原有司男氏、赤瀬川原平氏らと前衛芸術集団「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」を結成。
61年に渡米し、パートナーとなる詩人のマドリン・ギンズさんと共同制作を始めた。
68年、現代日本美術展最優秀賞受賞。また同年、ドイツの国際展「ドクメンタ」に参加。
70年にはベネチア・ビエンナーレ日本代表選出。
96年、日本芸術大賞受賞。2003年には紫綬褒章を受けている。
現在大阪の国立国際美術館では荒川氏の展覧会「死なないための葬送―荒川修作初期作品展」が開催中。(6月27日まで)
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