1961年制作、アルベルト・ジャコメッティの「歩く男」(オリジナルタイトル:L'Homme Qui Marche I)がサザビーズ・ロンドンのオークションで競売史上最高額をたたき出した。その額なんと65,001,250ポンド。日本円に換算すると約93億6755万円になる。(£1=¥144.1134:2月4日午後6時現在)
1200~1800万ポンドという予想額のおよそ4~5倍で落札された。
ジャコメッティの「歩く男」のエディションは6。それに作家のプルーフだけが存在する。今回出品された作品は、最初に制作された作品の試作品と思われ、ドイツCommerz銀行が所有していた。
落札者は、40年間この作品が市場に出てくるのを待ち続けていたと言う。ちなみにこの落札者については明らかにされていない。
関連記事:ARTINFO 2010.2.3