2009年にイタリア警察が、取り返した芸術作品や、考古学的に価値のある出土品の数は、約6万点に上ったことがわかった。盗まれていたこれらの出土品は2000年前のフレスコや、彫刻、土器などを含み、その価値は最低でも1億6500万ユーロに上る。
2008年には1億8300万ユーロの芸術作品や出土品を取り返していて、14.5パーセント減少したことになるが、違法発掘件数自体が2009年は2008年に比べて劇的に減少していた。
しかし、芸術作品の偽造での検挙率が前年比で400パーセントと驚く数字になっている。偽造された作品のほとんどがモダンアート作品であり、これは今日のアートは、偽造するために高度なテクニックを必要としないので偽造するのが簡単であるためと、警察関係者は考えている。
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