ストライキにより閉館していたパリのポンピドゥーセンターが17日午後、3週間ぶりに開館した。
ストライキの原因となったのは、フランス政府が決定したセンターの人員削減計画に抗議をするため。2010年以降退職する職員の補充をしないという文化省のこの決定により、今後10年に渡って200以上の職が失われる恐れがあるとのこと。
オルセー美術館や、ノートルダム大聖堂、ベルサイユ宮殿など、フランスの他の主要な美術館や文化施設も相次いでストライキに突入し、一時はパリの観光施設の大半が閉鎖するという事態に陥っていた。
ポンピドゥーセンターの職員は、17日午前の会議にて午後より開館する決定をしたが、また来月ストライキを起こす計画をしているとのこと。
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