パブロ・ピカソのエロティックな作品に影響を与えた日本の浮世絵の展覧会が11月5日、バルセロナでオープンした。
展示されている、17世紀から19世紀までに描かれた浮世絵は、ピカソが生前の際には彼の個人所蔵品であった。浮世絵に影響されてピカソが制作した彫刻やドローイングと並べて展示されている。葛飾北斎による女性とタコの絵と並べて、ピカソが1903年に制作した模倣画も展示されている。
ピカソは、当時東洋美術に魅了されていたアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックや、エドガー・ドガ、フィンセント・ファン・ゴッホなどの作品を通じて日本美術に興味を持った。
展覧会は、19世紀のバルセロナとピカソに与えた日本の影響を示す図版やカタログ、アルバムまで含む。
「Secret Images」と題されたこの展覧会は来年2月14日まで開催。
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