ニューヨークの税関は、2000年以上前のものとみられるイタリアの盗難美術品を押収した。
移民税関当局は、赤い花瓶がイタリアで不法に掘り出され、アメリカに持ち込まれ、ニューヨークで売りに出された、と26日に語った。
美術品は、アメリカ税関職員とイタリア当局の共同捜査によって発見された。
盗まれた美術品のひとつは紀元前350年まえのものであり、また他のものは紀元前460年前のもの。2つで約12万ドルの価値があるとされている。
当局は、まず美術品をイタリアからヨーロッパ内の他の場所に移し、そのあとアメリカに持ち込むという密輸活動を確認したとしている。
盗まれた美術品のいくつかはロサンジェルスのゲッティー美術館に所蔵される。
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