東京ミッドタウンは、「JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)」を創造・結集し、世界に発信し続ける街を目指す一環として、2回目となるTokyo Midtown Awardを開催。次世代を担うアーティスト・デザイナーとの出会いと応援を目指し、アートコンペ、デザインコンペの2部門を設け、幅広く参加作品を募集し、総計1,677件(アートコンペ355件、デザインコンペ1,322件)の応募作品の中から受賞作品が決定した。
<Tokyo Midtown Award 2009 受賞作品>
▼ アートコンペ部門 ▼
テーマ : 『JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)~ガラスケースへの挑戦~』
審査員 : 五十嵐威暢、児島やよい、清水敏男、中山ダイスケ、八谷和彦
アートコンペは東京ミッドタウンの設計段階のコンセプトである「JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)~ガラスケースへの挑戦~」をテーマに作品を募集。
5月7日から7月13日の約2ヶ月間に海外を含む総計 355名(組)からの応募(応募条件は39歳以下、かつ1名(組)1作品案まで)があった。
様々なジャンルの作品から、「コンセプト」「通路ガラスケースの場所性」「芸術性」「現実性」「独創性」の5つを基準に、5人の審査員による一次審査、二次審査を経て4作品の入選者が選出された。
入選者には制作補助金 100万円が支給され、10月13日(火)よりプラザB1Fメトロアベニューのガラスケース内にて作品の公開制作を実施。10月20日(火)の最終審査により各賞が決定した。
受賞作品の展示は、2009年10月23日(金)~11月3日(火・祝)の期間、プラザB1F メトロアベニュー展示スペースにて実施する。
★グランプリ (賞金100万円)
■受賞者:藤井秀全 受賞作:『Stain "Expanse"』
作者コメント:
光が空間や身体に浸透していく感覚を「光の染み」として表現している。光が画面上で広がり、混じり合いながら「染み」のように像を成し、それは画面を越え、形を失いながら、空間に浸透し、身体と接触する。そして光は身体にも浸透し、作品と空間、鑑賞者の境界は曖昧になる。「光の染み」が膨張、拡大し、鑑賞者や空間を取り込んだ光景を作り出す。その一瞬の体験が身体に「染み」として残る。
★準グランプリ (賞金50万円)
■受賞者:福本歩 受賞作:『六本木未来骨董 フクモ陶器』
作者コメント:
フクモ陶器はいつも、ウソをついて人をだましたり世間にいやがらせをしてやりたいと思っています。そこで、あたかも世の中で役にたちそうな、いんちき道具を作って人に高く売りつけてやろうと考えました。それらは世の中でまったく役にたたないし、無駄で、邪魔で、いらないものです。
★佳作 (賞金30万円)
■受賞者:山本麻璃絵 受賞作:『自動販売機のある風景』
作者コメント:
日本はとても自動販売機の多い国です。海外から見れば一目瞭然な事ですが、慣れきってしまっている内側からではなかなか気付きにくいものです。今回の作品は、誰もが通り過ぎてきた景色の中の存在感の表現です。観られる以外に役割を持たない木彫によって、改めて自動販売機の大きさや存在感を感じてください。今までの景色がちょっと新鮮になってくれたらいいな、と思います。
★佳作 (賞金30万円)
■受賞者:平田創 受賞作:『Funky Project 09 Japan Colors』
作者コメント:
ガラスケースの空間を「色彩」を創り出す「舞台」として演出します。日本の色のイメージをライブパフォーマンスで描き出し様々な色彩や形で日本の世界観を表現しました。
▼ デザインコンペ部門 ▼
テーマ : 『Japanese New Gift 日本の新しい手みやげ』
審査員 : 小山薫堂、柴田文江、内藤廣、原研哉、水野学
「一般の部」
★グランプリ(賞金100万円)
■受賞者:南政宏 受賞作:『チョンマゲ羊羹』
★準グランプリ(賞金50万円)
受賞者:塩士慈恵 受賞作:『笹船DISH』
「学生の部」
★グランプリ(賞金50万円)
受賞者:大野恵 受賞作:『TOKYO MAKER』
★準グランプリ(賞金30万円)
受賞者:田中千尋 受賞作:『EAT JAPAN Candy』
Tokyo Midtown Award
オフィシャルホームページ
http://www.tokyo-midtown.com/jp/award/