数百万ドルの価値を持つアンディー・ウォーホールの作品がアメリカ・ロサンゼルス在住の美術コレクター、リチャード・ワイズマン氏の自宅から盗まれたことが分かった。
盗まれたコレクションには、モハメド・アリ(プロボクサー、1942~)、ジャック・ニクラウス(プロゴルファー、1940~)などの有名スポーツ選手を描いたシルクスクリーンの作品を含んでいる。『Picasso to Pop: The Richard Weisman Collection』(2003)という作品集を出版したこともあるほどのコレクションを持つワイズマン氏。
捜査官によると、盗まれた作品(約40インチ四方、制作年1977~1979)はワイズマン氏のダイニングルームに飾られていたとのこと。
ワイズマン氏宅で働くベビーシッターが、9月3日に作品が壁から消えているのを発見した。すぐに隣人の家へ駆け込み、通報した。
「これはとても巧みな犯罪です。理由はわかりませんが、犯人はこのコレクションに興味を持ったようです。」
ソマー刑事はAP通信社の取材にこう答えている。
この作品発見につながる情報には、100万ドルの報奨金が支払われることをロサンゼルス市警は発表している。
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