移動型映画学校、パブリックシアターでのオペラ上映、仮想ミュージアム、携帯版ポンピドゥーセンターなどを含む壮大なプロジェクトが、このたびフランスの芸術創作議会の新代表、マーティン・カルミッツ氏によって提案された。
提案された企画のうちいくつかは、特に現代美術に重点的に取り組んでおり、若い才能の持ち主の知名度アップを狙っている。駅や工場や城、公園やモニュメントがある場所などで若手作家が制作・発表できるようにする。
またパリの西側ではChaillot Hillエリアにある美術館同士の相乗効果を狙い「アートヒル」というプロジェクトを構想している。その他、ポンピドゥーセンタープロジェクトの構想は、1万700フィート平方(約326キロメートル平方)、20世紀を代表する美術作品と共にフランスを旅する美術館。
この議会も議会の代表というポジションも、マーティン・カルミッツ氏のためにフランス大統領サルコジ氏によってこのたび新しく作られた。カルミッツ氏は、この10のプロジェクト実現のために他8カ国の大臣らにも協力を呼びかけている。
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