ポラロイド社がコレクションしてきた美術品がサザビーズでオークションに出品する可能性が出てきた。
ポラロイド社はミネアポリスの破産裁判所に、オークション(プライベートセールの可能性が高い)の許可申請をしている。
昨年12月にポラロイド社が連邦破産法11条に基づき、破産保護を申し込んで以来、多くの企業がポラロイドの資産を手に入れようとした。4月、Hilco Consumer Capital社とGordon Brothers Brandsの共同ベンチャー事業に資産の大半を売却したが、ポラロイド社の美術コレクションは手元に残していた。
裁判所は、約16,000にも及ぶコレクション品の査定額を公開しない方針。
売り上げの10パーセントはサザビーズに支払われれるが、サザビーズは手数料なしで協力するようだ。
最初のポラロイドカメラが誕生した、40年代後半から収集が始まったポラロイド社のコレクションは、有名写真家、アンセル・アダムスやウィリアム・ウェグマンから、ウォーホール、ラウシェンバーグのような芸術家のサンプルを有する。
コレクションは現在サマービル(マサチューセッツ)とローザンヌ写真美術館(スイス)に保管され、かつては世界中の美術館で展示されたこともある。
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