新生堂(港区南青山)が主催する新生展。アートシーンで活躍を志す35歳以下(今回は、平成19年9月1日現在)のアーティストを対象としている。第11回目となった今回は、応募人数78名、応募点数144点を数えた。
入選作品の内訳は、日本画 12点、油彩画 7点、アクリル画 2点、混合技法 4点、立体 5点の合計 30点。
選考委員は、大矢英雄・奥野トヨ子・櫻井孝美・柴山哲治・千住博・谷川泰宏・田嶋栄・中島千波・畑中昭彦・本多隆彦・森田りえ子・籔内佐斗司の各氏。
新生展受賞作家には、大賞1名・賞金50万円、新生賞3名・賞金5万円と共に、それぞれの受賞者へ新生堂にて個展を開催する権利を提供。また、ショアウッド賞1名・賞金10万円、及びギャラリーショアウッドにて個展を開催する権利を提供する。
なお入選作家による「新生展」が2007年10月17日(水) - 10月27日(土)(日祝休廊)まで、新生堂で開催される。
大賞作品には、後藤まりえ「豆屋の休息日」(油彩画 10F)が、新生賞(2点)には、忠田愛「おばあちゃんからの手紙」(混合技法 50号)、永吉秀司「路草」(日本画 30M)が、それぞれ選ばれた。
後藤まりえ 「豆屋の休息日」 10F 油彩画
忠田愛 「おばあちゃんからの手紙」 50号 混合技法
永吉秀司 「路草」 30M 日本画
また、ショアウッド賞(1点)には、桜井美奈子「ニッポン パズル - piece - 4」(アクリル 25F)、りそな銀行東京ミッドタウン支店賞(1点)には、西岡良太「天の叢雲」(混合技法 51.5×72.6 - )、うわむき賞(1点)には、丸山達也「鳥装のランタン」(木彫 h33×w14×d14 - )が選ばれた。
入選作品(24点)は、以下の通り。
小倉亜矢子 「夏の日」 (日本画 50号)
壱岐雅信 「コートの重み」 (油彩画 10号)
壱岐雅信 「湯気の流れ」 (油彩画 50号変)
横山大観 「WAVE」 (石彫刻 h14×w26×d50cm)
本多絵美子 「あの空」 (木彫 h23×w29×d25cm)
浅井治子 「靜影」 (紙本着彩 30P)
本間法子 「acqua」 (日本画 103.2×72.9 - )
渕辺祐 「帰省」 (油彩画 50F)
舩山塁 「小景」 (日本画 4M)
舩山塁 「記憶」 (日本画 30F)
忠田愛 「青の消印」 (混合技法 51.6×36.7 - )
池田真理子 「あしたの行方」 (日本画 50F)
竹下真澄 「木曜日に」 (木彫 h49×w22×d11cm)
松岡歩 「韻律」 (日本画 30S)
水田彩生 「故郷は小さき日」 (油彩画 30号)
廣田真知子 「いまもどこかで」 (油彩画 50F)
杵島洋人 「滔滔 - 星夜 - 」 (日本画 50S)
薦田梓 「横浜を刻む」 (日本画 50F)
阿部麻海 「古代より星は」 (木彫・漆 h50×w50×d50cm)
田代豪 「HOMAGE II」 (混合技法 10F)
桜井美奈子 「ニッポン パズル - piece - 5」 (アクリル 12F)
野口俊介 「心に咲く」 (油彩画 30P)
須田千恵 「夜の痕 IV」 (日本画 50S)
佐野友光子 「変りゆくもの」 (日本画 110×47cm)