障害のある人とない人とが共に参加するワークショップのイベント「サマー・アート・スクール」が、今年も7月26日より、開催されます。
今年もスペインをはじめ、国内外のアーティストによるさまざまなワークショップを予定しています。
■参加アーティストと、ワークショップ
ヴォルフガング・シュタンゲ(振付家) 「ダンス・ダイナミクス」
竹内敏晴(演出家) 「からだとことばのレッスン - からだがめざめる」
はせみつこ(パフォーマー) 「ことばあそび」
フェルナンド・パラシオ(作曲、スペイン) 「創造的な音楽ワークショップ」
古川聖(作曲家) 「絵から生まれる音楽ワークショップ」
岡本光平(書家) 「墨絵アート」
駒形克己(デザイナー) 「さわってひろがる紙の世界」
(詳細は→http://www.musekk.co.jp)
■ダンス・ダイナミクス ワークショップ
障害のある人とない人が共に参加するダンス・ワークショップ。
テクニックや型にとらわれず、障害のある人とない人とが互いの表現を生かし合いながらグループのダイナミズムを生かして即興的にダンスを創り出していきます。
(3日間コース)
日時:7月27日(金) - 7月29日(日)
会場:中央区 月島
(2日間コース)
日時:8月4日(土) - 8月5日(日)
会場:東京都世田谷区 三軒茶屋
ゲスト:松島誠(パフォーマー、演出家、美術家)
講師 ヴォルフガング・シュタンゲ(舞踊教育家、振付家)
アミキ・ダンス・シアターカンパニー主宰。オーストリア国立音楽芸術大学モーツァルテウム「カール・オルフ研究所」客員講師を務める他、アメリカ及びヨーロッパ等でワークショップを行う。
■からだとことばのレッスン 「からだがめざめる」
教員や指導者、施設職員の方など、障害の有無に関わらず人と関わる仕事に携わっている方のためのワークショップです。
コミュニケーションの原点であるからだの在り方を見つめながら、「閉じたからだ」をゆるめ、他者へと働きかける「弾むからだ」へと自分自身のからだを目覚めさせていきます。
日時:7月31日(火) - 8月1日(水)
会場:東京都江東区 住吉
講師:竹内敏晴(演出家)
宮城教育大学教授、南山短期大学人間関係科教授として教育にも携わる一方、耳が不自由だった体験をもとに、独自の「からだとことばのレッスン」を生み出し、それに基づく演劇創造、人と人とのコミュニケーションの気づきと変容、障害者療育に打ち込む。
■ことばあそびワークショップ
障害のある方とない方とが共に参加し、日本語の持つ豊かな響きとリズムに改めて向き合い、意味にとらわれることなく、ことば一音一音がもっているリズムや響きを楽しみながら、自由な感性で声と動きのパフォーマンスを創っていきます。
日時:8月8日(水) - 8月9日(木)
会場:東京都中央区月島
講師:はせみつこ(パフォーミング・アーテイスト)
劇団四季、仮面座を経て、1977年谷川俊太郎らと「ことばあそびの会」を設立。
日本の現代詩、50音はじめ“ことば”そのものを声にする運動を展開。
93 - 98年、NHK教育TV「あいうえお」レギュラー出演。
子供から大人、外国人まで、ボーダレスに楽しめるステージやワークショップを行っている。
※対談あり
詩人でNPO代表として社会問題にも取り組む上田假奈代さんとの対談もあります。
対談「からだで感じることばが人をつなぐ」 はせみつこ × 上田假奈代
8月9日(木) 16:30 - 17:30
■創造的な音楽ワークショップ
創造的な音楽は従来の枠にとらわれず、誰もが自由に音楽づくりを楽しみ表現することを大切にしています。
しかしより自由な音楽づくりを行うには、まず楽曲の構成を理解していくことが一番の早道です。
楽曲の分析や構成を理解し、それらの構成要素を生かした上で、どのようにひとりひとりの個性を生かした音楽を生み出していくのか、また、学校などで子供達とどのように取り組めばいいのか、作曲家である講師ならではの楽しい実践的なワークショップです。
(2日間コース - 聴くことから音楽づくり)
日時:8月6日(月) - 8月7日(火)
会場:東京都文京区春日
(3日間コース 作曲&即興)
日時:8月10日(金) - 8月12日(日)
会場:中央区 月島
講師:フェルナンド・パラシオ
マドリードの音楽学校で優秀な音楽教育学の教授へ与えられる称号を得るなど、高い評価を受ける指導者であると共に、ミュージカル、オペラなどの作曲家でもある。
音楽教育についての著作も多く、1977年からは子供のためのCD付き書籍のシリーズも監修している。
■絵から生まれる音楽づくりワークショップ
聴覚障害のある人と、ない人とが共に音楽を創るワークショップです。
音楽をつくる時、あなたはまず何からはじめるでしょうか?
このワークショップではまず絵を描くことから音楽づくりが始まります。
美術と音楽が融合した誰もが取り組める新しい音楽づくりを体験しましょう。(手話通訳あり)
日時:8月3日(金) - 8月5日(日)
会場:東京都新宿区西新宿
講師:古川聖(作曲家)
東京芸術大学美術学部先端芸術表現科 助教授。
1988年ハンブルグ音楽大学作曲科修了。日本へ活動拠点を移した後、
聴覚障害者団体トライアングルと共同で実施した新しいメディアを使った音楽活動を始め、誰もが音を使って表現する楽しさを体験できる作品「smallfish」の発表や、ワークショップなどを通して社会的にも評価の高い活動を活発に行っている。
■墨絵アート・ワークショップ
障害のある人とない人が共に参加し、日本の伝統的な「書」のイメージを超え、墨がもつ美しさを生かしながら、自由に大胆に描いていく墨絵のワークショップです。
日時:7月31日(火) - 8月2日(木)
会場:東京都渋谷区 代々木
講師:岡本 光平(書家)
墨による文字及び抽象表現によって高い評価を得る現代書家。
NHKの「ようこそ先輩」「趣味悠々」等への出演を始め、デザインを学ぶ学生への指導、知的障害のある方への陶芸・紙漉き・書の指導やワークショップなどにも力を注ぎ、精力的に活動している。
■視覚を超える紙の造形ワークショップ
「さわって広がる紙の世界」
視覚障害のある人とない人とが共に参加する造形ワークショップです。
1枚のシンプルな紙も丁寧にさわってみると、さまざまな手ざわりがあります。
その感触や大きさ、重さを感じながら、折ったり、切ったり、重ね合わせたりすることで、1枚の紙が思いもかけない新しい形や立体へと自在に変化していきます。
ひとりで創るのではなく、互いに発想のキャッチボールをしながら創り上げる紙の造形を体験してみませんか?
日時:8月10日(金) - 8月12日(日)
会場:東京都新宿区西新宿
講師:駒形 克己(造本作家・デザイナー)
グラフィックデザイナーとして活躍後、83年帰国。86年ONE STROKE設立。
以後、多数の絵本を同社より出版。近年、フランス国立近代美術館ポンピドーセンターより視覚障害者に向けた本を発表。その領域は、創作絵本、知育玩具など独自のモノづくりへと発展し、ボローニャ国際児童図書展特別賞など世界的な賞を受賞。
学校・図書館・児童館・美術館などで開催される彼のワークショップは、子どもからお年寄りまでが参加し、異世代の交流の場となっている。
■サマーアートスクール
主催:クリエイティブ・アート実行委員会
共催:東京都教育委員会
助成:芸術文化振興基金
協賛
伊藤忠商事株式会社
松下電器産業株式会社
三井住友海上火災保険株式会社
スマイルハートクラブ
後援
文化庁
社会福祉法人東京都知的障害者育成会
社団法人東京都盲人福祉協会
財団法人全日本聾唖連盟
聴覚障害児と共に歩む会・トライアングル
社団法人全国肢体不自由児・者父母の会連合会
企画制作:ミューズ・カンパニー
■申し込み お問い合わせ
※お気軽にお問い合わせください。
クリエイティブ・アート実行委員会
〒107-0062 東京都港区南青山4-6-10-101
TEL 03-3479-8535
※サマーアートスクール ボランティアスタッフも同時募集中!