アーティスト、研究者、タレント、編集者、ウェブマスター、美術館館長、建築家・・・さまざまな場面でアートに関わる人々の声、そして対話を届けます。
知的刺激満載、お笑いあり、議論あり、アートを本音で、深く、贅沢に楽しんでいただきます。
■4月10日(火)
<16:00 - 17:30> 「覚道(かくどう)への道」
平川典俊(アーティスト)
松岡正剛(編集工学研究所所長)
この10年、アートマーケットの拡大とともに、アートが置かれる状況は大きく変わりました。
価値体系の中でのアートの位置づけ、アートへの制度や法の介入など、ニューヨークを拠点に活動するアーティスト、平川典俊氏が、これらアートを取り巻く問題を投げかけるとともに、アートをタオイズムの視点から捉えなおし「覚道」へ組み替えるという作業を提案。
あらゆる事象を変幻自在に編集するスーパーエディター、松岡正剛氏とともに読み解いていきます。
<18:30 - 20:00> 「美術品の価値とは?」
山下裕二(美術史家、明治学院大学教授)
おかけんた (吉本興業所属タレント)
美術品の価値はどのように形成されるのか?
美術品が、ある価値を獲得するための政治的、学術的、経済的、メディア等の背景は?
分かっているようで曖昧な美術品の「価値」について、さらには美術の本質までを、アートコレクターでもある両氏が、分かりやすく語ります。
■4月11日(水)
<16:00 - 17:30> 「ART WEB MEETING 01」
小崎哲哉(REAL TOKYO /ART iT発行人兼編集長)
藤高晃右、ポール・バロン、オリビエ・テロー(Tokyo Art Beat 共同設立者)
春木祐美子(artscapeウェブマスター)
アート情報を発信する国内の主要ウェブサイトの関係者が集い、美術界におけるウェブサイトの役割とその可能性について議論します。
アジア・太平洋地域における共通メディアの必要性、産業としてのアートメディアのあり方、コミュニケーション・ツールとしてのウェブサイトの可能性、文化事業としての情報発信の意義、美術館やギャラリーへのウェブメディア活用の提案など、国内外からアートメディア関係者が集い、さらなる発展のための問題提起の場とします。
協力:大日本印刷株式会社
<18:30 - 20:00> 「美術館がもたらすもの」
福武總一郎(財団法人直島福武美術館財団理事長)
南條史生(森美術館館長)
青木淳(建築家)
もともと美術館は、収集・保存・公開という役割を担っていましたが、いまやその役割は、作品を鑑賞するだけにとどまらず、カフェ、レストラン、図書館、ミュージアムショップ、レクチャー、トークなどさまざまなプログラムから成り立ち多くの人々の関心を引き付けるようになっています。
美術館が存在することの意味が多様になるとともに、美術館がその場所に根付き、文化を生み出す役割とその変化について、それぞれの立場から語っていただきます。
主 催: アートフェア東京実行委員会
会 場: 東京国際フォーラム地下2F 「アートフェア東京」会場向かいセミナールーム
参加費: 無料(アートフェア東京のチケットでご参加いただけます。)
定 員: 70名 (先着順)
対 象: 一般来場者