美術作品だけを鑑賞するのではなく、美術とともにある空間をまるごと身体で体験する、小さいながらも刺激的な空間の誕生をお知らせします。
2006年6月下旬オープン!
TARO NASU OSAKA
〒541-0059大阪府大阪市中央区博労町1-8-13
TARO NASU GALLERY×青木淳
ART×ARCHITECTURE×OSAKA=???
<「ギャラリー」という概念に挑む>
TARO NASU GALLERYではこのたび大阪に新スペースをオープンすることになりました。
TARO NASU OSAKAは大阪の中心、心斎橋からクリスタ長堀を抜けてすぐにあります。
従来の「ギャラリー」という枠組みを越える何か、展覧会とは違う何かを見せたいという目的からスタートした新スペースの内装設計は青木淳。日本を代表する若手建築家とTARO NASU GALLERYが「ギャラリー」という概念に挑戦します。
<ホワイトキューブWhite Cubeに挑む>
現代美術を見せる空間=ホワイトキューブという公式を打破してみたい。それがTARO NASU GALLERYのディレクターである那須太郎と青木淳の共通の課題でした。その結果、移動する部屋を内包する空間、閉鎖的かつ開放的、ミニマリスティックでありながらグラマラスな、強靱かつしなやかな空間が完成しました。このスペースは実際に御覧になっていただかなければ、その本当の面白さがわかりません!?
またWhite Cubeの概念をくつがえす画期的なスペースは、アーティストが空間に対峙する闘技場でもあります。現代美術のために作られた安全な場=White Cubeから離れて、今一度、空間そのものと対等に渡り合うこと。それがTARO NASU GALLERYのアーティストに課せられたテーマです。
<オープニングは小粥丈晴の「White Hall Gift Shop」>
新スペースのオープニングを飾るのは小粥丈晴。大好評を博した「泉への道」(2004年 メゾンエルメス8階フォーラム)での展示を経て、今年はヴァンジ彫刻庭園美術館、豊田市美術館でのグループ展と活躍めざましい小粥が、青木淳の作った空間にあわせて構想したのは「White Hall Gift Shop」。ステッキや星空を見るための傘といった一風変わった「商品」を並べて特別な人への贈り物を買いたい「お客さま」の御来店をお待ちしております。
小粥丈晴略歴
アーティスト。1969年千葉県に生まれ。1997年より雄川愛とユニットを組み制作活動を始める。2001年、アート・スカラシップ第一回現代美術賞優秀賞を南條史生・長谷川祐子両部門にて受賞。2002年には小粥&雄川のユニットとして参加した「眠り/夢/覚醒」展(川村記念美術館)、および「Private Luxury」展(大阪・萬野美術館)での「夜の彫刻」シリーズの展示で高い評価を得た。2004年には小粥丈晴のソロ活動として「泉への道」展(メゾンエルメス8階フォーラム)を開催。2006年7月にはグループ展「空にふれるまでのあいだ」(ヴァンジ彫刻庭園美術館)、9月にはグループ展「ガーデン」(豊田市美術館)に新作による参加を予定しており、その活動は国内外で注目されている。現在、東京にて活動中。
青木淳略歴
建築家。1956年横浜市生まれ。東京大学大学院修士課程(建築学)を修了後、磯崎新アトリエに勤務。1991年、青木淳建築計画事務所を設立。これまでの作品は住宅、公共建築、一連のルイ・ヴィトンの店舗に代表される商業施設など多岐に渡る。プール 施設《遊水館》(1993年)は、その後のプロジェクトにつながるテーマを引き出し、日本建築学会作品賞を受賞した《潟博物館》(1997年)、そして《青森県立美術館》(2005年竣工、2006年7月開館予定)へと続く。また《Ubis》ではアーティストとしての別の創造性を見せた。主著には『建築文化/特集・青木淳』(1999年11月号)や、個展カタログ 『Atmospherics』(2000年)。昨年10月、初の作品集『青木淳Jun Aoki Complete Works 1』(INAX出版)及び文章をまとめた『原っぱと遊園地』(王国社)を出版。2004年度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
TARO NASU OSAKA (タロウナスオーサカ)
〒541-0059大阪府大阪市中央区博労町1-8-13
設計:青木淳建築計画事務所
施工:株式会社住之江工芸
TARO NASU OSAKAのスペースのオープニングにあわせオープニングパーティーを開催します。ぜひご参加下さい。
オープニング日時:2006年6月26日(月曜日)予定
TARO NASU GALLERY
〒106-0032 東京都港区六本木6-8-14 2F
TEL:03-5411-7510 FAX:03-5411-2502
WEB:http://www.taronasugallery.com