10万人の祭典 「アースデイ東京」 初の芸術プログラム。芸術家が「地球を救う」をテーマに「見せてお話」やパフォーマンスを行います。
新緑芽吹くなか、芸術に親しみながら、地球を考える機会となれば幸いです。
■PART1 見せてお話し トークイン
4/22 (土) 12:00-15:00
◎「地球を救う芸術家」深瀬 鋭一郎(絵:和志武 礼子)
世界、そして地球を救うため、献身的な努力を傾けてきた歴史上のアーティスト達。
彼らの作品やそれにこめられた思想を、この催し物のキュレーター深瀬鋭一郎が、紙芝居形式で楽しく紹介します。
◎「カイラスから天津まで」小沢 剛
「悪いことといいことは、こそこそやる主義」という小沢剛。チベット奥地のカイラスで、プラスチック系のゴミを拾い、天津のリサイクル工場で絨毯にする新プロジェクトを、渡航2日前にして、ついに公開します。
◎「世界アーティストサミット」宮島 達男
「芸術の力で世界を変えられるか」をテーマに、7カ国のトップアーティストが世界の諸問題を話し合った「世界アーティストサミット」。モデレーターも務めた宮島教授がその理念や模様を紹介します。
◎「Art for the Earth -未来の地球を救うために-」参加者と聴衆との対話
どうしたら芸術で未来の地球を救えるのか、自分が芸術に救われた経験は何か、どういう芸術家がどんな形で地球を救ったかなどについて、皆で気軽に話し合います。
■PART2 地球を救うパフォーマンス
4/23 (日) 12:00-15:00
◎「動物・植物・環境 献身的に関わることで変わること」丹羽 良徳
戦争と平和について鳥と対話を試みたり、貧しい国の人のため自分の口で「水たまりA を水たまりB に移しかえる」こと。丹羽良徳は、こうした芸術で世界を救うことを考えています。
◎「地球の食物連鎖・歪み矯正プロジェクト」増山 麗奈
増山麗奈は、自身が「食物連鎖に戻る」ため、小さな命のため溢れてくる母乳で、来場者の似顔絵を描きます。出来上がった絵は、生まれた子供であり、描かれた者の命を内側から蘇らせるものです。
◎「プリミティブ ライブペインティング」武 盾一郎 with 荷野(Djembe)・玉露( 和太鼓)
新宿ダンボール村、神戸被災地、ストリート等で、困窮した人々に元気を与えようと活動し、そこでひたすら原初的な絵のあり方を追求して来た、武盾一郎のライブ・ペインティングです。
◎「Art for the Earth -未来の地球を救うために-」参加者と聴衆との対話
主催:芸術で地球を救う会、深瀬記念視覚芸術保存基金
協力:LOVELINK/Photon、地球新聞、サンジョルディ出版(NPOブックス)
写真:横湯久美
問合せ先:木下拓己 070-5578-4872 super-valkyrie@k6.dion.ne.jp
■アースデイ解説
1970年アメリカ。ウィスコンシン州選出のG・ネルソン上院議員が、4月22日を“アースデイ”(地球のために行動する日)であると宣言しました。 当時まだ環境保護のため力を注ぐ政治家は少なく、そのうちの一人だったネルソン氏は、学生運動・市民運動が盛んなその時代に、環境のかかえる問題に対して、イベントを通じて、人びとに関心をもってもらおうと考えました。アースデイの概念は、当時スタンフォード大学の全米学生自治会長をしていたデニス・ヘイズ氏に伝えられました。ヘイズ氏は全米に呼びかけ、延べ2000万人以上の人々が何らかの形で、地球への関心を表現する米国最大のイベント“アースデイ”が生まれました。それを契機に、米環境保護庁が設置され、大気浄化法、水質浄化法などさまざまな環境法が整備され、米軍は東南アジアにおける枯れ葉剤の使用が禁止されました。日本に歩行者天国ができたのも、このアースデイがきっかけです。すべての人が同じように、かつ全く自由に起こせるアクションです。共通のアースデイマークを使うこと、皆の活動を互いに知らせること以外、「 - しなければならない」という制約はありません。自分と地球と、そこに住むたくさんの生命との対話のために、アースデイ・アクションを起こしてください。
■企画者コメント
「芸術で地球を救う会」は、平和、環境、人道など様々な観点から「芸術で地球を救う」方法を考え、それらを通じて社会に貢献する活動を展開中です。芸術で地球が救われた事例は何か、皆が芸術に救われた経験は何か、どういう芸術家がどんな形で地球を救ったか、どうしたら芸術で未来の地球を救えるのかについて、トークインを重ね、その記録等を定期刊行物や書籍の形で出版します。またそれらを通じて得られた知見を、実際に地球を救うため役立てていきたいと考えています。