このたびBambinart Galleryでは、蛭子未央(えびす・みお)個展「中毒とその壁」を開催いたします。
蛭子未央(1987年・東京生まれ、武蔵野美術大学卒業)は、これまで初個展「おいしい軟水」(2012、Bambinart Gallery)の開催以来、個展「ひあたりと風通し」(2013、Bambinart Gallery)、個展「家電」(2014、taimatz)のほか、「森をぬけて。」(2012、十和田市現代美術館周辺中心商店街ほか)、「アートがあればⅡ」(2013、東京オペラシティアートギャラリー)に参加、以降も、韓国、別府、博多、イギリスなど国内外でグループショウに参加するなど注目の若手アーティストです。現在は、ベルリンに在住、制作活動の拠点としています。
「こちら(欧州)に来てから壁に向かい、対面しながら絵を描くことに心地よさを感じなくなってしまった。垂直に物を立てると、空間のその向こうにある空間と壁を作ることになっているような気がするのである。頭を下げて机に向かうと机のその先は自分の足なので、その流れは自分の中で回って回って。この「回って回って」のスムーズに動く感覚は壁が乱立している中ではなかなかスイスイといかないものなので貴重なのである。」(蛭子未央)
絵画の中でやりとりをする過程で、一瞬生まれる別次元の感覚を逃さず描こうとする蛭子未央。本展では、ドイツに滞在中に描いた未発表のペインティングやドローイングを発表します。
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14
アーツ千代田3331(旧練成中学校)地階B107
TEL:03-6240-1973