ユカ・ツルノ・ギャラリーでは、写真家・山谷佑介の個展『RAMA LAMA DING DONG』を、2015年11月21日(土)~12月19日(土)日まで開催します。
山谷佑介は、2013年に発表した「Tsugi no yoru e」で注目を浴び「KYOTOGRAPHIE」(2015年)やニューヨークでの展示に参加するなど、いま最も勢いのある若手写真家の一人です。山谷はこれまで国内外を放浪しながら様々なアンダーグラウンド・コミュニティで過ごしてきました。最後にたどり着いた大阪での、はかない日々を捉えた「Tsugi no yoru e」は、鮮烈なデビュー作となり、国際的に高い評価を得ました。同時に、ライブハウスやクラブの床に原寸大の床写真を貼り、アルコールや靴の跡などが残された写真シリーズ「ground」を発表するなど、ストレートなスナップ写真だけでなく様々な方法で写真を試みるほか、自主企画「ギャラリー山谷」でポラロイドのシリーズ「Use before」を発表するなど活動の幅を広げてきています。
ユカ・ツルノ・ギャラリーでの2回目の個展となる本展は、山谷と彼の妻・江美との日本縦断の新婚旅行を記録した作品です。2014年夏、2人はバックパックに着替えとテントを仕込み、北海道から九州までの約1ヶ月の旅に出掛けました。
「自分がこれまで生きてきて見てきたものを、奥さんにも、まず最初に見せたかった」と本人がいうハネムーンの記録は、50年代に流行った軽妙なロックンロールナンバー「RAMA LAMA DING DONG」をタイトルに展開されます。
初日となる11月21日(土)にはアーティストトークと、限定写真集へのサイン会を開催いたします。
東京都江東区東雲2-9-13 TOLOT2F
Tel:03-3520-1700