トレバー・シミズは、1978年カリフォルニア生まれ。現在はニューヨークを拠点に制作活動をしています。
主な展覧会に2015年「Trying To Be A Good Person」ロウハウス・プロジェクト、ボルチモア(個展)、2014年「Again」47 Canal、ニューヨーク(個展)「Actor」ザ・ヴァニティーイースト、ロサンゼルス(個展)、「ホイット ニー・ビエンナーレ」ホイットニー美術館、ニューヨーク(グループ展)2013年「Post」クンストハーレ・シャーロッテンボーグ、デンマーク(個展)などがあります。日本では、2012年に加賀美健との二人展「HOT」に参加した他、2015年にMISAKO & ROSENで開催されたコメディーに待つわる展覧会「コメディー・コンクリート」展で紹介されています。
「GAS」と題された本展覧会は、トレバーシミズの「おなら」に関する総括的な展覧会です。ここで提示される作品は、理論上においては恥ずかしく不合理なテーマです。
ですが、このテーマは人生の中の主要な出来事である ー 誕生、死、神性、そして共存 ー に値するのです。特に展覧会の3つの絵画「おならの神への祈り(Praying to the Fart God)」、「超越地球の瞑想法(Meditating Transcending Earth)」、「おならの悲劇(Fart Tragedy)」は、イタリアのルネッサンス絵画から着想を得ています。さらにこの壮大なシーンに加え、ロマンチックな作品は様々なカップルが楽しみながらお互いのおならを一緒に受け入れ、それでも愛し合っている様を描いています。
なお、MISAKO&ROSENはビルの立て替えに伴い2015年10月より1年半ほど仮スペースにて営業をいたします。
トレバー・シミズ展が現スペースにてご覧いただける最後の展覧会となりますので、是非ご高覧ください。
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