シャープで洗練されたフォルムに、豊かに輝く玉虫色の光沢、はたまた溶岩を思わせる黒いうつわ。青木良太は陶芸の伝統を踏まえながら、現代的な感性で、茶道具からワイングラス、彫刻、インテリアに至るまで作品を発表してきました。
釉薬を磁土に混ぜ込む独自の技法や、金、銀、プラチナなどを用い、何万ものテストピースによる研究を続けることで、シーズンごとに最新モードを提案するファッションデザイナーのように、様々なスタイルを提案します。
本展覧会では、今年から取り組みはじめた薪窯で焼いた新作を中心に展示します。「土」がカタチを教え、「釉薬」が表現の幅を広げてくれる、そして次なる挑戦として彼は、敢えてコントロールの難しい薪窯で「炎」と対話したいといいます。
炎のチカラに託す
想像を超えた何かが加わる
『土』『釉薬』『炎』
すべて自然のチカラ
パワーを借りて作品をつくり上げる
ぼくは、ただのきっかけでしかない
自然と会話する
- 青木良太
大量の薪をくべて何日もかけて窯を焚く工程は、陶芸家に、より素朴かつ純粋に作陶に向き合うことを求めます。青木の新たな挑戦が、どのような表現に結実するのか、ぜひ会場でご高覧ください。
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