ユミコチバアソシエイツでは、5 月 9 日(土)より、写真を中心とした展覧会「カメラのみぞ知る」展をスタートします。
本展は、石川卓磨と沢山遼、及びタリオンギャラリー、ハギワラプロジェクツ、ユミコチバアソシエイツの 3 ギャラリーによる共同企画です。展覧会は、地理/歴史(タリオンギャラリー)、環境/観察(ハギワラプロジェクツ)、生産過程/補助装置(ユミコチバアソシエイツ)の3つのテーマによって作られ、ユミコチバアソシエイツでは、石川卓磨、高松次郎、冨井大裕、デニス・オッペンハイムの 4 名の作家が出展致します。また、展覧会に際し、論考を含めたカタログの出版および出版記念トークを開催予定です。是非ともご高覧ください。
「カメラのみぞ知る」は、写真を中心にした展覧会です。しかし、写真という領域は、現在ますます曖昧で複雑化しています。同じ機材で写真と動画が生産されるようになり、写真と通信技術が直接的に結びついている環境で、本展はあらためてカメラという機械的・技術的体系がもつ特質や、カメラを中心として、またはカメラを媒介として構成されるさまざまな社会的位相に注目しました。
本展は、60 年代から活躍していたデニス・オッペンハイムや高松次郎から新鋭までを含む、国内外の作家 12 名と、執筆者 4 名によって、ただ表象としての写真を考察するのではなく、イメージの産出装置であるカメラを通して写真を考察したいと思います。圧倒的な量の表象=映像のなかで生活している私たちは、カメラとその映像を通してどのような議論が可能なのか。ここでの問いかけは、現在進行形で変容しているカメラやイメージのあり方と、その政治性について考え始めるための一つの手引きとなるはずです。 石川卓磨
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