この度メグミオギタギャラリーでは、NY在住のアメリカ人アーティスト、ブライアン・レオによる2回目となる個展"Post Painterly Pop"展を開催します。
1976年ニュージャージー州生まれのブライアン・レオは、現代の社会問題への風刺をポップでカラフルに表現するオリジナリティ溢れるペインティングを精力的に世界中で発表し続けています。時に「問題作」ともとれる彼の作品のメッセージ性の強さは、The New York Times、The Korea Timesなど多くのメディアから注目を集め、物議を醸してきました。
ポップカルチャーから強い影響をうけたレオは、彼の作品を通し、「ペインティングが伝えることのできる領域」を広げることに挑み続けています。事実、彼の展示はひとつの主題に終始することなく、そのテーマは、現代政治、アメリカのアイデンティティまで多岐にわたります。それというのはレオの、人間という生き物に対する深い理解への希求の表れに他なりません。
今展でレオは白いカンバスの上に蛍光レッドのインク、あるいは折り紙を用いた抽象的な背景を取り入れた最新シリーズを発表します。白地に流れ込む鮮やかな赤色は日本国旗のようでもあり、描かれたイメージは外側から見た日本、あるいは日本から見た世界を複眼的に表しているといえるでしょう。
蛍光カラーに彩られたカンバスが壁中に埋め尽くされる光景は、現代人を情報の渦に巻き込むテレビ番組、週刊誌、あるいはソーシャルネットワーキングの網の目を連想させ、観客を圧倒します。
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