小林耕平キュレーション "りこうなハンス" TALION GALLERY
Kouhei Kobayashi’ curation "Clever Hans”
2014年11月15日（土）～12月28日（日）
月・火曜、祝日休廊 11:00～19:00
TALION GALLERY
池田武史 all day long 2013 mixed media
作家：小林耕平／池田武史／長谷川弘嗣／水戸部七絵／飯田 Jennifer 桃子／金子浩久
TALION GALLERYにて、2014年11月15日(土)より12月28日(日)まで、小林耕平キュレーション展「りこうなハンス｜Clever Hans」を開催いたします。
是非ともご覧下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
今回の企画はグリム童話の『りこうなハンス』という話を基に展覧会を構成します。
この童話では、登場人物の行動または会話が、文章構成によって条件づけられています。文章構成という、登場人物において決して気づくことのないレベルの階層があるゆえに、そこでの会話や行為において飛躍が起きても、誰もそのことに躓くことなく状況は進んで行きます。読者は、登場人物の誰に視点を置くかによって、ハンス「りこう・ばか」、グレーテル「贈与」、おっかさん「忘却・指示」など、他人と関係を結ぶうえでの主題が変わります。このような構成を、今回のキュレーション、そして展示に至るまでの経緯と重ね合わせることで、参加者全員がそれぞれ異なる主題で全体を捉えることができると考えました。
キュレーションは小林が参加作家全員を選ぶのではありません。まず小林が一人目の人または作品を推薦し、その人もイチオシの人または作品を選びます。紹介を重ねることで、この企画全体のメンバーが決定されていきます。また、参加作家、ひとりひとりの活動を記録した映像も作成します。その映像では、小林は「りこうなハンス」を媒体にし、それぞれの人の活動におけるテーマについて話を伺います。「りこうなハンス」の読者と同様に、この展示を鑑賞される方も、「なにかおくれよ」なのか「今度はうまくおやりよ」なのか「なにかいいものもってきたの？」など作品との関係を変えることで、この展示の登場人物になれるかもしれません。
TALION GALLERY
171-0031 東京都豊島区目白 2-2-1 B1F
Tel / Fax 03-5927-9858
