参加アーティスト:千葉正也/藤本由紀夫/池田光弘/池崎拓也/イケムラレイコ
岩永忠すけ/金氏徹平/鹿野震一郎/小林正人/近藤亜樹
リー・キット/丸山直文/升谷真木子/森千裕/森村泰昌
中原浩大/髙畠依子
「絵画は在るのか」、また「在る」のであればそれはどのように「在る」のか。
「絵画は在るのか」という一方で「確かに絵画は在る」と、もちろん言えるはず。本展は、その形を捉え実体化させようとしているアーティスト、もしくはそうは思っていないアーティストもいる中で、絵画と平素絵画以外の分野にカテゴライズされるアーティストの作品を展示し、絵画の形とその輪郭を捉えてみようとするものです。
絵画の意味や目的、またそれとの距離や温度差も様々なアーティスト達が、ただ絵画という物質を通してのみ繋がるのであれば、その作品群を紹介できればと思っております。ギャラリーがある種一方的に、「絵画」と呼べるのではないか、と思う作品群(また捉え方によってはそうではないと強く反論もあり得る)を様々な形で展示することで、それぞれのアーティストにとっての絵画とそれとの付き合い方をより明らかにし、それぞれの絵画の形を考えるきっかけになれば幸いです。
震災後に制作され、おそらくは作家の震災に対する作品としての一つのレスポンスであったろうイケムラレイコのひまわりの絵画 「Sunflower」、小林正人の床置き作品を始め、千葉正也の初期映像作品、森村泰昌の「写真絵画(階段を降りるひとりの私/リヒターに捧ぐ)」、金氏徹平の油彩を使った平面作品「Gray Puddle」、丸山直文は作品のほかに今年より活動を開始したGROUNDのステイトメント、近藤亜樹の段ボールに描いた作品、藤本由紀夫のキャンヴァス、写真作品、池崎拓也のインスタレーション、岩永忠すけは作品と共に長年活動しているバンドの音楽、リー・キットの段ボール作品と日用品を合わせたインスタレーション、鹿野震一郎、中原浩大、森千裕の作品や、この度初めて弊廊にて展示となります髙畠依子、升谷真木子の作品も併せて紹介させて頂きたく存じます。
SHUGOARTS
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