このたび無人島プロダクションでは 設立8周年を記念した作家全員展「無人島∞(無限大)」を開催いたします。
「作家全員参加」のグループ展は、2010年に、拠点を高円寺から清澄白河に移す際に開催した「移動 ~無人島 in 高円寺での最初で最後のグループ展~」以来、4年ぶりとなります。
本展は、この4年間で活躍の舞台を着実にひろげてきた作家たちが、「無限」「有限」「祭り」「無人島」といったテーマをそれぞれの視点からとらえた最新作で会場を構成します。
八谷和彦は新作体験型マシンを、八木良太はたこ焼き器を利用したパフォーマンスの記録と装置の展示(会期中には実際にライブパフォーマンスも行います)を、Chim↑Pomと西村健太は会期中ずっと動きをとめない装置を、風間サチコは虚無僧をテーマにした新作版画を、臼井良平は今の文明が失われ、人類もいなくなった後を設定したインスタレーションを、朝海陽子はさまざまな土地で拾い集めた木の実を、田口行弘は木と火(エネルギー)と人間の関係性をテーマにした新作映像を、松田修は「有限のもの悲しさ」をテーマに、価値が変動する貨幣を使った映像と立体を、加藤翼は本展のために対馬でコミュニケーションをテーマに制作した映像と写真を展示します。
これまで無人島プロダクションの作家たちは、生きているこの現代社会に対峙した独自の眼差しを、各地の、そしてさまざまな展覧会によって提示してきましたが、その一方で、現代だけではなく未来、もしくは現在を形成した過去を、いわば「無・現代」をも見据えてきました。 各人各様の表現形態をもち、あるいは傾向の似た作家がひとりもいない、ある意味、全方位発信で作家たちの活動をプロモーションしてきた無人島プロダクションですが、わたしたちがこの8年の間の蓄積と新たな挑戦を、本展で是非ご覧いただきたいと思います。
出展作家:八谷和彦/八木良太/Chim↑Pom/西村健太/風間サチコ/臼井良平
朝海陽子田口行弘/松田修/加藤翼
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