hpgrp GALLERY TOKYOでは、平子雄一の新作展「WOODEN WORKS」を開催致します。
人間が公園や観葉植物というかたちで生活空間に植物を取り入れていることに興味を持ち始め、人間と植物の関係性を主題として絵画、立体作品を制作している平子雄一。日常生活で接する、言わば「人口の」植物でも、その先は森や山という自然と繋がっているのではないかと想像を膨らませます。平子が描く楽しげでコミカルにさえ見える森の風景も、背景には深く暗い闇がひろがり、自然に対する畏怖の念が感じ取れます。
また、平子の作品に多く登場する、一部が植物になった人間は、フランスの写真家、シャルル・フレジェの「ワイルドマン」を彷彿させるような原始的かつ神秘的な魅力に満ちています。毛皮や角、植物で作られた衣装で生命を祝福するワイルドマン同様、ある種の異様さを孕みながらも目をそらせない強力なイメージとなって平子の作品で重要な役割を担います。
今回の新作展では、生活の中にありふれる「木製」の家具、調度品、道具等からインスピレーションを得て作られた作品を発表します。
木は、家具の素材としてはありふれていますが、私たちはその素材に「ぬくもり」や「癒し」といった感情を持ちます。「木製への感情」への強い興味から制作された新作をどうぞこの機会にご高覧ください。
東京都渋谷区神宮前5-1-15 CHビル B1F
TEL:03-3797-1507
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