このたびMISAKO & ROSENではダーン・ファンゴールデンの個展「Made in Tokyo」を開催いたします。
ファンゴールデンは1936年オランダのロッテルダム生まれ。現在は同国のスヒーダムに在住しています。GEM(デン・ハーグ、2014)、WIELS(ブリュッセル、2012)、ジュネーヴ近現代美術館(2009)、カムデン・アーツ・センター(ロンドン、2008)、ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館(ロッテルダム、2006)、デン・ハーグ市美術館(2001)、ル・コンソルティ アム現代美術センター(ディジョン、1996)、アムステルダム市立美術館(1991)など、これまで数多くの個展が開催され高い評価を得ています。
また、1999年の第48回ヴェネチア・ビエンナーレでは、オランダ館において同国の代表作家として個展を開催しました。今回の発表は、1964年に新橋の内科画廊で開催して以来、日本国内では二度目の個展となります。
今回の展覧会は、内科画廊での個展から50年ぶりにファンゴールデンの作品が日本で展示される機会です。それは1960年代の東京の視覚文化に根ざした物語を、自己言及的な方法によってさらに深化させるものです。「Made in Tokyo」展は、「ダブルプリント」と題された最近のコラージュのシリーズ(自身の初期と後期の作品のイメージをデジタルな手法で組み合わせたもの)、彼が東京で過ごした時期と関連する写真や案内状や定期刊行物やその他の資料、そ して花柄の模様が描かれた 1964年の絵画作品「Untitled (Tokyo)」などで構成されます。
本展覧会に合わせ、書籍「Made in Tokyo」がMISAKO & ROSENから発刊されます。本書には、彼の最初の東京滞在に関連する未公開の画像(新たに見つかったもの)、そしてアンドリュー・マークル(東京在住の評論家)によるテキストが収録される予定です。
また、アーティストの奈良美智氏をお招きし、「ダーン・ファンゴールデンとオランダ」についてのレクチャーを駐日オランダ王国大使館にて開催いたします。
本展覧会は、モンドリアン基金およびオランダ王国大使館からの助成により実現に至りました。
この機会にどうぞご高覧下さい。
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