佐賀町アーカイブでは、数多くのアーティストを輩出した日本初のオルタナティブ・スペース「佐賀町エキジビット・スペース」(1983-2000、江東区佐賀町)の活動を検証しています。今回は、20世紀最後の年に佐賀町エキジビット・スペースのクロージング展として開催した「佐賀町2000 希望の光」*1の出品作家のなかから、1970年生まれの荻野僚介、木村太陽、眞島竜男の近年の動向に着目します。
荻野・木村・眞島は2012年、「別府現代芸術フェスティバル 混浴温泉世界」(大分県別府市)のプログラムの一つ「ベップ・アート・マンス2012」で3人展「灰色」を開催しました。展覧会「灰色」は、白黒つかない世の中の状況から浮かび上がった言葉「灰色」をテーマに、作品の形式や主題を限定せず、「灰色」という色だけを条件に、三人三様に思考・実験しながら造型の可能性を追求するものです。
今回は、15周年を迎えた現在進行形のオルタナティブ・スペース「ドラックアウトスタジオ」*2との2会場で、新作を交えて、絵画、立体、パフォーマンスなどを展開します。
同時開催:ドラックアウトスタジオ 2014年4月25日(金)〜 5月18日(日)
入場料:各100円〜(運営に対するドネーションとして)
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda B110
TEL:080-3726-9960