中西信洋は、知覚の視点を曖昧化し、時間と空間と身体の関係性においてものごとを認識しようとする行為を主題として、物質と非物質の関わりを彫刻化している作家です。
中西は、制作の過程で、撮影現場の気温や湿度、空気の澄み具合を肌に感じること、物に触れて質感を確認すること、周囲を歩くことで大きさを知ること、といった直接的な体験が、作品にイメージの変化とリアリティを与えると考えています。 そして、鑑賞者が作品に向かい合った時、作家が作品に触れる行為と作品によって鑑賞者側に引き起こされる運動が、お互いの身体の深奥部で交差することを望んでいます。
東京では初の個展となる本展では、《Layer Drawing》および《Stripe Drawing》のシリーズから、新作を中心に紹介いたします。
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