本展では、全館5階15室を用い、岡田美術館の全体像を披露いたします。
1・2階は陶磁、3・4階は絵画、5階は仏教美術を中心とし、漆芸・金工など工芸作品も併せて展示します。
会場では、時代の流れや流派にそって美術品をご案内しながら、ところどころに逸品コーナーやテーマ展示室を設けています。
1階のお出迎えの部屋には、殷墟出土の方罍や元時代の青花磁器など青銅器・陶磁器の名品、逸品室には茶道具として名高い砧青磁の花瓶3点(鳳耳瓶1点・鯱耳瓶2点)が並びます。
2階では、久々の公開となる横山大観「霊峰一文字」の大パノラマ、3階では、尾形光琳「菊図屏風」など開館の季節にちなむ日本の秋の美、4階では、菱田春草が描いた透明感あふれる海の景色「海月」「旭光耀々」などをお楽しみください。
最上階(5階)では、仏堂をイメージした展示室において、薬師如来坐像・四天王立像・両界曼荼羅図・阿弥陀三尊来迎図など木彫や絵画の仏様を三鈷鈴・柄香炉など仏具類が荘厳しています。(*会期中、展示替があります)
神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
TEL0460-87-3931
http://www.okada-museum.com/index.html