作家自身が撮影した写真やスナップを元に、動物や人物(本人を含め)と時間や場所などのシチュエーションをミックスさせた、油彩や水彩を描いています。
ファンタジーやメルヘン的要素とリアリティの間を行き交いながら生まれてくる絵は、観た者の「想像の柵をこえ」、同時に「記憶の扉をひらく」かのよう。作品と対峙するとそこに不思議な力を感じずにはおれません。
栗田咲子の絵から受ける印象は人によってさまざまではありますが、なにか共通するものがある気がします。それは、まるで、観るものの感情によって再生される、絵の具で描かれた動画(静止・コマ送り...)であるかのようです。
今春行われた個展「おもいだし - わらい」(大阪)から約半年。渾身の力作、最新作をたずさえ、東京へとやって来ます。
〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町19 興亜第1ビルB1・B2F
Tel:03-3-3616-1306