ルーク・ファウラーと角田俊也は、これまでいくつもの共同制作を行ってきました。
タカ・イシイギャラリーで最初の二人展となる本展では、最新の映像インスタレーションを発表致します。本作品では、フィルムのイメージが空間の中央に百数十枚も重ねられたアクリル板に対して直角に交わりながら投影され、角度によって変化する光の像を描きます。インスタレーションは、視覚、音波と空間の複雑なシステムを経験することができるように構想されているのです。映像を用いたインスタレーションの共同制作は、「Composition For Flutter Screen」(2008年 横浜トリエンナーレ、2009年 サーペンタイン・ギャラリー、2011年 ブリティッシュ・アート・ショウ)、「Ridges on the Horizontal Plane」(2011年Bielefelder Kunstverein、Galerie Gisela Capitain、2012年 Inverleith House Royal Botanic Garden)に続き、本展で三作目となります。
音は空洞で響くが、光は透明な固体の中で反射拡散する。
透明な層の中の光は時間の層と考えられないだろうか。
私たちは物事を時間的にも空間的にも連続して考える。
意識に僅かに残る時間と空間、記憶は様々な時間の層に関連する。
2013年7月25日 ルーク・ファウラー& 角田俊也
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