児玉画廊では、昨年 ignore your perspective 15 -ノヴァーリス「青い花」について-(児玉画廊|東京)、本年3月の ignore your perspective 18「Fascinating Analysis」(児玉画廊|京都)と、これまで2度のグループショーにおいて髙石を紹介致しました。
そして今回の児玉画廊における初個展は、2008年トーキョーワンダーサイト本郷での個展「RISE / SET」以来、満を持しての本格的な新作発表となります。
髙石の作品の特徴である、油彩の厚みを肌で感じさせるような剛健な筆触が作り出すやや荒いマチエール、遠近感や空間性を強引に屈折させたような錯視的な構図、一瞥しただけでは意味を読み取る事ができない不可解で謎めいたモチーフ、それらによって見る者の心は好奇な夢想にざわつきます。
今回の個展では、ペインティングとドローイング作品を何かを暗示するように織り交ぜた構成となっており、展示空間そのものが未解読言語に挑むような好奇心に満ちた髙石の世界観の延長として表現されます。髙石の「夢の後味」を、ぜひお楽しみください。
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