桂ゆき(1913-1991)は、戦前と戦後の前衛美術をつなぐ女性作家として、20世紀の日本美術史の中で稀有な存在です。
彼女は欧米のモダニズムと交錯しつつも、日本の民俗的な表現や日常生活に根差した独自の絵を創造しました。
また戦前にコラージュ作品を発表、戦後はコルクなど油彩以外の材質を取り入れた作品も多く残しました。
このたびは、これまで展示される機会の少なかった初期の仕事をはじめとする絵画作品を核としつつ、 旅先での写真やスケッチ、本の仕事、そして日常への眼差しを示す蒐集物などを通して、彼女の活動の全貌を多面的に紹介します。
観覧料:一般 900 円 / 大学生 700 円(20 名以上の団体料金は、一般 720 円/大学生 560 円) ※70 歳以上、18 歳以下の方および中等教育学校、特別支援学校に在学の生徒は無料。
主催:下関市立美術館、読売新聞社、KRY 山口放送、美術館連絡協議会
協賛:ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン
〒752-0986山口県下関市長府黒門東町1-1
TEL:083-245-4131