※ゴールデン・ウィーク休廊:5月3日- 6日
本展では、2009年の春から初夏にかけて村越が故郷である福島県須賀川市周辺にて撮影を行った作品より15点の未発表作品を展示します。
東京を拠点に制作を続ける村越は、2006年以降故郷を被写体に選び、そこで過ごした記憶をなぞるように継続的に撮影を行っています。それらは、2008年以降既に5冊の作品集に纏められ、加えて自身も参加メンバーである自主ギャラリーTAP等で展覧会を行うことで積極的に発表されてきました。
今回展示される作品は、2009年祖母の死を経験したことで、地元の風景を撮ることと家族との思い出がリンクするようになった時期に撮影された作品で、『雪を見ていた』(2010年刊)、『土の匂いと』(2011年刊)に続くシリーズとして纏められます。村越は東日本大震災以降さらに撮影を続け、それまで以上のペースで作品発表を行っていますが、新作と並行して過去に撮影された作品の発表も同じように行っています。
決して切り離すことができない様々な時間軸と向き合う村越の姿を、この機会に是非ご高覧ください。
【作品集詳細】
村越としや『木立を抜けて』
販売価格:¥ 2,520 (税込)、 TAP/タカ・イシイギャラリー 刊(2013年)
ハードカバー、40頁、掲載作品19点、H 18.3 x W 15.5 cm
2013年4月刊行予定
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