本展は、平川恒太がクリスチャン・プローブストと対話を重ねる中で、今まで意識することの無かった東京を発見したことをきっかけに企画されました。
本展のタイトル『東京、トウキョウ、TOKYO』の"東京"は平川恒太の目線であり、"TOKYO"はクリスチャン・プローブストの目線を表します。
異なった文化背景を持つ二人の画家によって描かれたいくつもの"東京"と"TOKYO"からは、国際都市・東京の表層がさまざまなグラデーションとなって現れ、それらの中から見出される"トウキョウ"こそが、現代の日本や世界を考えるうえで見過ごしてはならない現実なのでしょう。
クリスチャン・プローブスト Christian Probst
1986年Heidelberg(ドイツ)生まれ
2008年にドイツ州立ミュンヘン美術アカデミー入学しKarin Kneffel氏に師事、2012-2013年に東京藝術大学の坂口寛敏研究室に研究生として在籍。2010年よりWhite Box(ミュンヘン)、Gallerie T40(デュセルドルフ)、Gallerie Filser und Graef(ミュンヘン)ほかで開催された展覧会に参加。
平川恒太 Kota Hirakawa
1987年埼玉県生まれ
多摩美術大学を卒業後、東京藝術大学大学院に進学、2013年に修士課程を修了。社会性のあるテーマを題材に制作するほか、展示会場そのものにもこだわり、山手線外回り車両で開催した「電車展」、原爆の図 丸木美術館で開催した個展、日蓮宗大本山清澄寺・釈迦寺を会場とした「アートが山をのぼること」を企画するなど多数の展覧会に参加。
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