小山真德は1981年愛知県に生まれる。2011年東京藝術大学大学院美術研究科(油画技法材料研究室)修了。現在、東京都在住。
小山は在学中から、旅するアーティストとして、全国各地を訪ね歩く。そこで出会った風景や情感を、土産物と言う形式で作品化し、更にはそれら「土産物」を携え、行商に出かけて行く。2011年、地方のひなびた観光地によくある、哀愁を醸し出すようなみやげもの屋のインスタレーション「わたしの荒野−幻の土産行商人−」を発表。同作品で、アートアワードトーキョー丸の内2011でグランプリを受賞するなど、今、注目を集める新進気鋭のアーティストです。
訪ね歩く先々で、誰からも看取られることなく終わってゆくモノや風景に目を向け、声無き声に耳を傾け、作品化していく小山。ギャラリーでの初の個展となる本展では、置物などの土産物作品約50点、油彩による平面作品約7点を展示予定。自作の土産物を背負い、地方を行商した記録映像なども展示予定。
作家コメント:
「同じ時間軸で、何かの機能性を失い、価値もなく、忘れ去られ、異空間を漂流し続けるような存在を記録したいと思う。」(小山 真德)
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