タカ・イシイギャラリーでの19回目の個展である本展では、膨大な数からなる写真日記・最新作を発表いたします。
写真は日記なんだよ・・。しかない。写真ていうのはたった一日のコトに過ぎない。ていうようなことを感じさせるコトと、たった一日のことがヒジョーに過去も引きずってくるし、そして未来もずっと続く。たった一日のコトが、その二つの感じがあるから。どうしてもね、はっきりと日付を入れたいわけです・・。悔しいから今は未来を撮っている・・。
2012年2月10日 荒木 経惟
本展では写真下部にプリントされる日付表示機能を用い、1979年から荒木が100歳を迎える2040年までの時間軸を操作した作品約10,000点を、日付順の日記形式にて発表いたします。荒木はこれまでも、多数の作品を一度に展示することで見出される写真の魅力を追及してきました。今回展示される約10,000点の作品が未来をも含んだ日記として纏められたとき、一枚一枚の写真すべてが荒木の内面を表すかのようで、そこに確固たる世界が存在していることが強く感じられます。脚色を抜きに感じたことをストレートに表現し、東日本大震災への記憶にも触れながら、荒木は写真の新たな姿を追求し続けています。
作品集詳細
『過去・未来 写狂老人日記1979年-2040年』タカ・イシイギャラリー刊 2012年5月25日刊行予定
『To The Past』LITTLE BIG MAN刊 2012年5月25日刊行予定
〒135-0024 東京都江東区清澄1-3-2 5F
TEL: 03-5646-6050