GALLERY MoMo Ryogoku では、2012 年3 月10 日(土)から4 月7 日(土)まで、当ギャラリーでは2 回目となる個展、丸山恭世展「LOS」を開催いたします。
丸山恭世は1985 年神奈川県生まれ、昨年東京造形大学大学院を修了し、その後、同大学の助手として学生の指導の傍ら制作を続けてまいりました。修了制作展ではZOKEI 賞を受賞、昨年末に開催された「シェル美術賞2011」では家村珠代審査委員賞を受賞するなど、その活躍は記憶に新しいところです。
丸山は日常生活の中で人が瞬間的に見せるしぐさや動き、フォルムの美しさやおもしろさに惹かれてその瞬間をカメラに収めてきました。撮影の対象は友人などごく身近な人物で、その顔の表情を作家自らの解釈でキャンバスに再現します。
その顔は幾分デフォルメされ、なめらかに描かれた顔の皮膚やシンプルに描かれた髪の毛に比べ眼球は微細を極め、そのまなざしの強さが見る者を捉え、人物の内面性を表出させると共に、被写体が持つその時々の思いを切り取るかのようです。
今展ではシェル美術賞での受賞作品や、修了制作作品などの大作を含むおよそ11 点前後の油彩作品を展示予定です。
"line of sight"
私自身も友人の事はここまでしか知らないし、友人本人もここまでしか自身のことを知らないといったようなことから、写真を通した客観性と主観的な思いを融合する。
それは架空の世界のものだけど、実在もしているのです。
美しさとは何か。絵画空間の中で妄想し変容し続ける顔や瞳に私は完全なストーリーを握られる。
2012 年 丸山恭世
[略年譜]
1985 神奈川県生まれ
2009 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻 卒業
2011 東京造形大学大学院造形研究科美術研究領域修了
[個展]
2009 GALLERY MoMo Roppongi(東京)
2010 ギャラリー坂巻(東京)
[グループ展]
2006 「GIRL」ギャラリーkirari(東京)
2007 「GIRL 2」ギャラリー山手(東京)
「絵画大博覧会」東京造形大学内(東京)
2008 「POSITIVE'S」東京造形大学内(東京)
「FRIDAY THE 13'S ~13人の金曜日~近藤ゼミナール展」ZOKEIギャラリー(東京)
2009 「 Summer Group Show Hop Step Jump」GALLERY MoMo Roppongi (東京)
「Creative Spiral展」東京造形大学附属横山記念マンズー美術館(東京)
「AMUSING」ギャラリー坂巻(東京)
「Xmas Art Festival-A Present form Ginza展」ギャラリー坂巻(東京)
「Via art 2009」シンワアートミュージアム(東京)
2010 「国際アートトリエンナーレ 2010」大阪芸術大学 芸術情報センター(大阪)
「Kawaii賞 2010」西武渋谷店(東京)
2011 「分岐展」GALLERY MoMo Roppongi (東京)
「Art On the Pearl」イニシエート パール(東京)
「東日本大震災復興チャリティ・オークション 今日の美術展」東京美術倶楽部(東京)
「Young Japanese Artists 2011 Exhibition」2/20 Gallery (New York)
「シェル美術賞展2011」ヒルサイドフォーラム(東京)
「東京造形大学絵画専攻助手展 rgb+ 2011exhibition vol.3」ZOKEIギャラリー(東京)
[受 賞]
2011 「2010年度ZOKEI展」ZOKEI賞受賞
「シェル美術賞展2011」家村珠代審査員賞受賞
〒130-0014 東京都墨田区亀沢1-7-15
アクセス:大江戸線両国駅徒歩1分・JR両国駅徒歩5分
TEL:03-3621-6813
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