日本には昔から八百万の神が住んでいました。見えにくくなっているけれど今も存在しています。東京はテクノロジーと経済という強大なパワーに人々が操られ、本来東京にも存在した八百万の神というものが、見えにくくなっています。1300万人に対して、800万もの神々が住む東京...すごくないですか?
マオ猫の視線を通し、そんな都会生活の面白さをシニカルに切り取ります。世の中を俯瞰した様な、ちょっと悪戯っぽい視線は、人間が本来持っていた筈の優しさや素直さ、孤独や狂気といったものまでも時として表していたりする油断ならないネコなのです。
山口マオ
1958年、千葉県出身。東京造形大学絵画科を1984年に卒業。
同年、JACA日本イラストレーション展に入選。1987年に版画作品「うでずもう」でザ・チョイス年度賞入賞、1989年には、立体造形作品でオブジェ東京展に入選など他にも数々の賞を受賞している。国外では、ニューヨークADC賞、及びTDC賞、ロンドン国際広告賞に1993年に入賞の他、2002年にアジア絵本原画ビエンナーレにおいて佳作賞を受賞している。
初めての個展が1986年に開催されて以来、数多くの個展やグループ展に、版画、立体造形作品、アクリル/油彩作品など出品している。他にも、TVコマーシャル、本の装丁、絵本原画など幅広く手掛けている。また、名古屋造形芸術大学で特別講師(版画)として教鞭を執ったこともあり、現在、NHK文化センターで教室を2011年より開講している。
最近の活動としては、今年2012年1月、千葉市民ギャラリー・いなげにて300点を越える作品(立体、絵画、絵本原画、映像)を展示した大きな展覧会が開催され好評を博した。
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