西村画廊では、2012年2月21日(火)から4月7日(土)まで、国内外の作家によるドロ
ーイング展 "ON PAPER 2012" を開催致します。あわせて、別室では国内外の作家の小品を幅広く集めて展示致します。
海外作家では、アントニオ・セギ、ジェレミー・ムーン、デイヴィッド・ホックニー、バリー・フラナガン、ボイル・ファミリー、ポール・デイビス、ルシアン・フロイドといった、当画廊が開廊当初より紹介してきた作家のドローイングと小品を展示致します。
国内作家では、押江千衣子、小林孝亘、指田菜穂子、曽谷朝絵、舟越桂、町田久美、三沢厚彦の新作ドローイングを展示致します。
押江千衣子は今回、これまで描くことのなかった豆の木や葉を題材にした作品を数点発表します。
小林孝亘 KOBAYASHI Takanobu
"Moon" 2011年
watercolor and color pencil on paper
76.5 x 54.2 cm
小林孝亘は、現在グループ展「呼びとめられたものの光」(~2月19日、名古屋ボストン美術館)に出品中。1月14 日から2月12日までは「DOMANI・明日」(国立新美術館)に参加します。今展では、緑深い森のひっそりとした川を流れるボートを描いた "Song" や、森の中で発光する小さな人物を描いたどこか神秘的な作品 "Moon" など、これまでの作風とはまたひと味違った印象の作品数点を展示します。
指田菜穂子 SASHIDA Nahoko
「日本文学大全集 明治二十年の男 昇」 2011年
acryl gouache on kent paper
50 x 65 cm
指田菜穂子は、作年、当画廊での初めての個展を開催、好評の内に幕を閉じました。今回は「日本文学」を題材にした作品など2点を展示予定です。
曽谷朝絵 SOYA Asae
「鳴る光 3」 2011年
mineral pigments on japanese paper on panel
41 x 41cm
曽谷朝絵は、当画廊で個展、おぶせミュージアムで個展、横浜市民ギャラリーのグループ展に参加、と作年は大活躍の一年でした。今展では、横浜市民ギャラリーで発表した、展示室中の床や壁に光の波紋をイメージしたカッティングシートが張り巡らされ、それらの色が見る角度によって変化するインスタレーション「鳴る光」を平面に表した作品を数点展示します。
舟越桂 FUNAKOSHI Katsura
「DR1121 (「深い森」のためのドローイング)」 2011年
acrylic on paper
78.9 x 54.6 cm
舟越桂は、高知県の香美市立美術館とロンドンのアネリー・ジュダ・ファイン・アートでの個展、グループ展「MOTコレクション 木の時間、石の時間」(~1月15日、東京都現代美術館)と「抱きしめたい!-近代日本の木彫展」 (~1月15日、広島県立美術館)が終わったばかりで、今年は「陶芸の魅力xアートのドキドキ」(3月3日~7月6日、滋賀県立陶芸の森)に参加、秋には近畿・東海地方では初となる個展を愛知県小牧市のメナード美術館で開催予定です。今回は、前述のロンドンの個展で発表した新作彫刻「深い森」をイメージした、荒々しいストロークの中にも作家独特の繊細さが宿る、新しい傾向の作品を数点発表します。
町田久美は、作年はノルウェイのHa° gamle prestegard (フ・ガムレ・プラステゴー)で個展を開催、今年夏頃には当画廊でも約1年半ぶりの新作展を予定しています。加えて、初の作品集も近々青幻舎から刊行予定と、今後もますますの活躍が期待されます。今展では新作2点を発表します。
三沢厚彦 MISAWA Atsuhiko
"Drawing 2011-05" 2011年
acrylic and pencil on paper on panel
42. 2 x 59. 5 cm
三沢厚彦は、作年の金津創作の森での個展に引き続き、現在は米子市美術館で個展を開催中(~2月12日)、またグループ展「抱きしめたい!-近代日本の木彫展」 (広島県立美術館)に出品をしていました。今年は、「珍獣? 霊獣? 象が来た!(仮)」(4月21日~6月10日、長崎歴史文化博物館)に参加、また当画廊での約5年ぶりとなる個展を開催予定です。今展では、パンダを描いた作品など数点出品します。
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