想像を絶する揺れと津波により命の要素がはぎ取られた風景に立ったTAKAは、色を消し、空気の質感に迫ることで、今まで我々が目にしたことの無い絶対的な現実を撮影しました。残酷なまでに破壊されたその景色には「白」が存在しません。まるでそんな純粋で美しいものの存在を否定するように。これは一人の若い日本人写真家の「目」であり、報道ではない現実が映し出されています。
また本展では、TAKAが震災の一報を聞いたシチリアの地で撮影した作品も展示されます。祖国に思いを馳せながら見つめたシンプルな生活が写し出されています。
東京都渋谷区神宮前5-1-15 CHビル B1F
TEL:03-3797-1507
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