この度成山画廊にて御覧頂く展覧会は、「写実」という差別用語で語られる事が多い画家、諏訪敦が描く、成山画廊についての作品です。
はたして諏訪はいわゆる写実画家として分類出来る画家でしょうか?
描く対象のルーツや内面、見えない側面を取材し超絶技巧によって絵画化するコンセプトまでも、"リアリズム"という一言で片付けられて仕舞います。
「私はモチーフの優位性を肯定している。」と公言している諏訪が、カウンターカルチャーであろうとしている「成山画廊のこと」をどの様に描くかも今展の見所の一つと申せましょう。
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