世田谷美術館、NHK、NHKプロモーションでは2011年3月19日(土)から5月8日(日)までの期間、世田谷美術館におきまして、生誕100年特別展、世田谷美術館開館25周年「白洲正子 神と仏、自然への祈り」を開催いたします。
白洲正子は幼少期より能を嗜む一方で、青山二郎や小林秀雄など当代一流の文化人と交流を深め、日本の美について多くの随筆を著しました。今回の特別展は正子が旅先で出会った神や仏、自然を彼女の著作と関連づけながら紹介していくものです。多くの国宝や重要文化財、秘仏が世田谷美術館に集結することが本展の大きな特徴となります。
2010(平成22)年は白洲正子生誕100年の節目の年に当たります。本展はこれを記念し、白洲正子の代表的な著作・『西国巡礼』、『かくれ里』、『近江山河抄』、『十一面観音巡礼』の紀行文や、『明恵上人』、『世阿弥』等の評伝に残された正子の言葉とともに、ゆかりの寺社の普段は非公開の秘仏や神像、宝物など、国宝・重文を含む約120件(展示替え有)を展示します。
世田谷美術館は都市屈指の桜の名所でもある砧公園の一角に位置します。本展の会期はちょうど桜から新緑へと移り変わる、日本の自然の美が堪能できる季節にあたります。是非、周囲の景色とともに展示作品をお楽しみください。
重要文化財
日月山水図屏風
室町時代
16世紀
大阪・金剛寺
展示期間:3/19~4/10
国宝
銅板法華説相図(千仏多宝仏塔)
白鳳時代
7~8世紀
奈良・長谷寺
展示期間:通期
重要文化財
狗児
鎌倉時代
13世紀
京都・高山寺
展示期間:通期
〒157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2
TEL:03-3415-6011